有酸素運動はどれ位から脂肪燃焼し始めるのか
お客様からの質問
『有酸素運動ってどれくらいから脂肪燃焼し始めますか?』との質問を受けましたが、ダイエットをしている方であれば、気になるところだと思います。今回は有酸素運動について説明しますね。
まずは「有酸素運動」とは何かというところから入ります。
有酸素運動は生体エネルギー機構の作用として、酸化機構(有酸素性機構)ともいいます。酸化機構では酸素を消費するため、長時間に渡り運動をすることが可能です。糖質の酸化としては、グリコーゲン(グルコース)からピルビン酸や乳酸がクレブス回路にてアセチルCoA変換にされます。そして大量のATP(グルコース1分子あたりATP38分子)を生成します。
簡単にいうと、酸素を取り込むためにATP(エネルギー源)を大量に生成してくれるので、長時間の運動が可能ということになります。
続いて脂肪燃焼までのメカニズムです。
運動をしはじめるとエネルギーが必要となってきます。そこで一番最初に使われてくるのが血中の糖質です。それが足りなくなってくると、グリコーゲン(糖質)を貯蔵している骨格筋や肝臓からエネルギーを使用します。そして、全体の糖質が少なくなったらようやく脂肪を使い始めます。
このような工程があるため、一般的に30分くらい運動しないと脂肪が燃えないなんていわれることがあります。しかし、30分やらないと全く燃えないというわけではなく、その人の運動レベルや環境により15~20分くらいでも燃えるともいわれています。
そして脂肪燃焼を促進してくれるサプリメントです。
店舗やサイトによって値段がまちまちですが、CLA(共役リノール酸)やL‐カルニチン、それにカプサイシンやカフェインなどといったものが該当してきます。
とここまで色々とあげてきましたが、脂肪燃焼するには運動強度をあまり高くし過ぎず(隣の人と会話ができるレベル)、定期的かつ継続的に行うことが必要となってきます。また、サプリメントも紹介しましたが、それらを摂取したら燃えるのではなく、あくまでエクササイズと併用する中で効果を高めることとなりますから、ラクな方へシフトしない方が良いかと思います。
ローマは1日にして成らず、健康も1日にして成らずですので、焦らずにじっくり頑張ってみて下さい!