正しいスクワットのやり方
お客様からの質問
『身体のラインをきれいにするには、どのような筋肉を鍛えれば良いですか?』との質問を受けましたが、これは特に女性の方はそう思われる方も多いかと思います。それでは説明していきますね。
今回は極めて簡潔です。美しく綺麗なラインを保ったまま、尚且つ道具なしでできるエクササイズはずばり「スクワット」です。何も変哲もありませんが、やはりスクワットはほとんどの場合に有効なエクササイズとなります。
ただ、よくテレビなどで紹介しているスクワットではなく、私が推奨するスクワットを紹介します。
最大の特徴は、ももの高さが床に対して平行になるまで降ろしします。実はここまで降ろしている方は少ないです。何故かというととてもキツくなるからです。最初のうちは、ここまで降ろすのは大変かと思いますので、可能な範囲のギリギリまでやってみて下さい。
深く降ろすにも理由があって、深く降ろせば脚の筋肉の伸張具合(ストレッチ)が最大にかかります。これがどういうことを意味するのかというと、ストレッチの範囲が大きいと筋肉痛になりやすい(成長しやすい!)上に、エネルギー発揮が大きくなるので自然と汗が噴き出てきます。また汗が出るということは、冷え性などにも有効です。
さらには、深く降ろすにはお腹を踏ん張っていないとできないので、自動的に腹筋が活躍してくれますから、身体の引き締めや姿勢改善にとてもお勧めとなります。
注意点としては
背中が丸くならない
頭と膝のラインがつま先より前に出ないようにする
膝とつま先の向きが同じ方向にする
腹筋を使って身体を締めたままグラつかないようにする
などがあります。
これらを守ってスクワットを行えば、かなり効果が期待できます。但し、最初は回数をこなすというよりも正しいフォームで行うことの方が優先度は高いです。
※ 上記のやり方のスクワットを運動初心者が行うと、8回くらいで脚がパンパンになると思います。
行う頻度でいうと、週に2回ほど実施して、で2~3日くらい感覚をあけて行うのがベストです(例えば月曜と金曜など)。回数もそんなにこだわる必要なく、6~8回を1,2セットほどちゃんとやればものすごく効きます。
※ これは私が実際にパーソナルトレーニングで処方しているやり方です。
スクワットは「トレーニングの王様」と呼ばれるくらい、とても優れたエクササイズになります。多少キツさは感じますが、それに伴う効果は非常に大きいです。ダイエットにも冷え性改善にも姿勢改善にもすべてに対して効果的です。敬遠なされることなく、どんどんチャレンジしてみて下さい!