トレーニングが苦しく感じた時の対処法
『トレーニングは苦しくなったら、中断した方が良いですか?』
との質問を受けましたが、これはケースバイケースなので、一概には何とも言えません。ただ、中断するべき場合と続行した方が良い場合がありますので、それぞれのパターンを紹介します。
〇中断した方が良い場合
・明らかな体調不良(発熱などがある場合)
・寝不足の状態の時
・ケガの発生時(炎症など)
〇続行した方が良い場合
・息が上がっている状態
スクワットなど脚の種目の日は、ターゲットの筋肉の他に「心肺機能」も大きく関与してきます。その為、息切れを起こすと「やったような気」になるのですが、実はまだまだここからということも多々ありますので、息が整ったら再開するのが妥当な判断だと思われます。
・乳酸が溜まっている状態
いわゆる「パンプしている状態」のことですが、身体がだるくなってターゲットの筋肉が動きにくく感じる時があります。しかし、ある程度(1~2分ほど)休むと意外と動かせることもありますので、そしたら完全に動かなくなるまで追い込むのもお勧めです。
・やる気が低下している状態
「今日は何だかやる気が起きないな」という日もあると思います。こういう日は高重量のトレーニングなどは上がりにくいはずですし、イマイチ集中力に欠けることもあることでしょう。その場合は、コントロールできる軽めの重量で回数をこなしてくると体温も上昇してくるので、「やる気スイッチ」がオンになりやすいです。
トレーニングとは本来きついものなので、どうしてもラクな方へシフトしたくなりますが、筋肉は「苦しくなってきたら成長するもの」なのです。大概の人は、苦しくなってきたらそこでそのセットを終了したくなりますが、実はそこからが成長するためのチャンスでもあるので、すぐに中断するのではなく限界まで追い込んでみましょう。
あのアーノルド・シュワルツェネッガーにこんな言葉があります。
『No Pain No Gain』
→ 痛みなくして進歩なし
『筋肉がNOと叫んだら私はYESと答える』
→ 筋肉が動かなくなっても、そこから強引にでも動かし続ける
「痛みの壁」を越すことこそが、成長を促すための重要なファクターであるので、苦しくなってきたらそこが狙い目としてトレーニングに励んでみてください。
参考になったでしょうかね? また会いましょう!