ケガの予防なのに諸刃の剣?
ケガをしてしまい、思うようにトレーニングができていないという方もいらっしゃると思います。
下半身では膝や腰、上半身では肩や肘などが痛みが頻発する部位でもあります。
特に肩周辺は、大胸筋や上腕二頭筋など多数の筋肉が交差しているので、どの筋肉が痛みを生じているのかが分かりにくいです。
そうなると原因がはっきりせず、不安やストレスが溜まってくるでしょう。
痛みが出ている時は炎症を起こしているのですが、それは「筋腱移行部」に好発することが多いです。
筋腱移行部とは、まさに筋肉と腱の境目のことをいって、ちょうど筋線維から腱に変わっていく場所です。
分かりやすい部位だと、アキレス腱と腓腹筋の境目だと目視しやすいです。
筋肉自体は筋トレで鍛えているのですが、腱はどのようにしたら補強することができるのか・・・
答えは同じく「筋トレ」です。
腱は筋肉の端の部分ですから、筋トレをすることによって、補強することが可能です。
しかし、ただ普通に筋トレをしていれば良いという訳ではありません。腱はバネの様な働きをするので、比較的強度の高い負荷が必要となります。
ですから、高重量でのトレーニングを行わないと鍛えるのが難しいのです。
「えぇ、重たいものをやったら、ケガをするリスクが高いじゃない!」
と思われることでしょう。
ここが諸刃の剣に似てくるのです。
ケガをしないように腱を鍛えるため、高重量でのトレーニングをしていたら、その負荷で痛めてしまう・・・
また、高重量でのトレーニングが足りず、腱が充分に鍛えられていなくて、通常のトレーニングで痛めてしまうパターンもあります・・・
何ともジレンマを抱いてしまいますね(苦笑
高重量でのトレーニングをする場合、ご自身の経験と感覚で「良い具合」を見つけることができれば、グッドです。
だって、ケガをしてしまったら勿体ないですから。
何事もトライ&エラーの繰り返しで、あなたなりの「ケガをしない法則」を発見してみて下さいね~