ベルトをする意味
こんな質問を時折耳にします。
「筋トレをする時、どうしてベルトを巻く
んですか??」
確かに傍から見たら、「何だろう?」と思う
ことでしょう。
これは大きな意味があります。
スクワットやデッドリフトなどの種目は、
構造的エクササイズといって、椎骨に長軸
方向に負荷がかかる動作になります。
構造的? 長軸方向??
分かりやすく説明すると、構造的とは多関節
種目で、スクワットでは股関節と膝関節、
そして足関節が関わってきます。
※デッドリフトも同様です
椎骨(背骨)に対して、超軸方向とは頭上
から真っすぐ下方に向かって負荷が掛かって
いることをいいます。
要は、比較的高重量を扱える種目で立って
行うエクササイズは、ベルトを巻いて行う
対象となります。
<例>
・スクワット
・デッドリフト
・ベントオーバー・ローイング
・ショルダープレス
・シュラッグ
などです。
話しは反れましたが、こういった種目を行う
時は、骨盤を必ず前傾状態(胸を張る)で
実施しないと、腰部に多大なる負荷が掛か
ってしまいます。
そして重たいものを担いだ時など、その重さ
の為に骨盤が後傾(背中が丸くなる)になり
やすくなってしまいます。
その状態を防ぐために、腰にベルトをきつく
巻いて骨盤前傾を強制的に保持します。
※緩いとあまり効果がありません
また高重量のエクササイズでは、踏ん張るの
ですが、この時にお腹に腹圧が掛かります。
この踏ん張る時の腹圧は、内側から外側に
掛かっているのですが、ベルトをきつく巻く
とその腹圧を内側に締めつけますから、その
お互いの力が拮抗しあいます。
このような状態になると、スクワットなどで
しゃがんだ低いポジションで踏ん張った時に、
上昇する力が発生しやすくなります。
結果、踏ん張りが大きくなってきついポジ
ションでも上げやすくなります。
ですから、ベルトを巻く理由として
・腰部を守る
・高重量でも踏ん張りが効く
ということが挙げられます。
詳しく理論的に分からなくても、実際に
トレーニングをしている方であれば、何と
なくその効果を感じているはずです。
但し軽い重量などで、いつもベルトを巻いて
行っていると、自発的な腹圧が弱くなったり
するおそれもあるので、ここ一番のメイン
セットなどで行うことがお勧めです。
さぁ、ガンガン高重量をベルトを巻いて
行っていきましょう!
参考文献
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