背中が硬くてトレーニングが苦手なら
「肩周りが硬くて、背中のトレーニング系が
苦手なのですが、どうしたらよいですか？」
といった相談を受けました。
背中の動きで肝となるのが、「肩甲骨」の
動きです。
肩甲骨の動きとして
・肩甲骨の内転・外転
・肩甲骨の挙上・下制
・肩甲骨の上方回旋・下方回旋
などがなります。
内転外転というのが、ローイングの時の
動作になります。
挙上下制というのが、シュラッグで肩を
すくめて降ろすという動作です。
上方回旋下方回旋というのが、ラットプル
ダウンでのバンザイ動作です。
そして、肩甲骨には僧帽筋や菱形筋をはじめ
多数の筋肉が付着しています。
肩のインナーマッスルを鍛えるときに動かす
筋肉で、棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋
などもあります。
ですから、プルダウンやローイングなどで
上腕骨を動かす動作というのは、肩甲骨と
深い関係があり、これらが滑らかに動くと
動作がスムーズになります。
逆をいうと、これらの筋肉が硬かったり、
うまく連動しないと、動きが鈍くなって
「背中のトレーニングがうまくできない」
といった状態になるのです。
そこで、肩甲骨周辺を滑らかにするためには
とにかく、「動かしてあげること」が重要に
なります。
当たり前じゃん！ とツッコミが聞こえそう
ですが、背中の動きが苦手という方は、可動
範囲が甘いおそれがあります。
常日頃、腕回しを行ったりストレッチポール
などを使って、上腕骨と肩甲骨との連動を
改善していきましょう。
そうすると、動作がスムーズになっていって
次第に背中のトレーニングが楽しくなること
と思います。
特にストレッチポールでの「ほぐし」はオス
スメです！ 私自身もこれでだいぶ柔らかく
なりました～
参考文献：肉単（ニクタン）
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