「トレーニングの強度は何回くらい
できるのがベストなのでしょうか?」
といった相談を受けました。
ジムの初心者プログラムなどでは、よく
10回できるくらいの重さが良いといった
ことが書いてあったりしますね。
初心者の場合であれば、それが適して
いるといえるでしょう。
徐々にトレーニングレベルが上がって
きたら、その回数設定を変える必要性が
出てきます。
まず筋力(ストレングス)を向上させる
には、回数の少ない高重量でやらなけ
ればなりません。
筋力向上では、2~5回で組むように
なりますから、MAX重量の90%程の
負荷になります。
しかし慎重に行わないと、ケガのリスク
が高いので注意しましょう。
さてその高重量でのトレーニングでは、
筋出力が向上してきますから、それに
伴って筋肥大も期待できます。
負荷が重たい状態で回数が多くなれば、
どんどん肉体の反応率も高くなること
でしょう。
また回数が多い場合は、負荷自体は軽く
なってきます。これをシェイプアップ系
ともいいます。
シェイプアップ系の軽めの負荷は、やる
必要が特段ないように感じるかもしれ
ないでしょうが、そうでもありません。
2~3分ほどの競技(柔道やボクシング
レスリングなど)をやっている場合は、
こういった負荷を軽く回数が多くのやり
方を入れた方が良いでしょう。
上記のような競技は乳酸が溜まります
から、乳酸に耐性を持つためにシェイプ
アップ系の回数をやるのは有効な手段
です。
それに低負荷高回数は、これはこれで
休息時間を詰めて行うとかなり強烈な
パンプを得ることができます。
もちろん、その名の通りシェイプアップ
を目指す方にもおススメです。
回数設定はその目的によって変わって
きますから、どの回数設定で行っても
正解となります。
ご自身の目的に応じた回数設定をして
みて下さいね~
参考文献
NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識