「下半身のトレーニングで、外側に広げ
たりするエクササイズが特に苦手なん
です」
といった相談を受けました。
外側に広げるエクササイズでいえば
中殿筋などを鍛える「アブダクター」
がありますよね。
その他に脚を外側に踏み出す「ラテ
ラルランジ」などがあります。
これらのエクササイズは、
「何だかちょっと、やりづらいな」
と感じる方も多いのではない
でしょうか。
それに対して、前方に踏み出すランジ
やレッグエクステンションなどは、上記
らのエクササイズに比べて、動きの点
ではやりやすく感じるはずです。
これは通常人間の動作で、前方に歩い
たり動かしたりしていることが多いこと
が関係してきます。
つまり、いつも歩いたり動かしている
方向は、動かしやすく感じて当然と
いうことになります。
この前方への動作は解剖学的にいうと
「矢状面」といいます。
そして横への動作は、普段少ないと
思います。日常生活の中で「横歩き」
なんてしている方は殆どいらっしゃら
ないでしょう。
この横への動作は解剖学的にいうと
「前額面」といいます。
この普段使用頻度の少ない動きは
やらないと、どんどん苦手に感じて
きてしまうので、意識的に行って
いくことが大切です。
横への動きで軸となる股関節外転筋
のうち中殿筋という筋肉があります。
この中殿筋が弱ると膝や腰などに
負担が大きくなってしまいます。
つまり後々に関節痛の原因になったり
しますから、鍛えておいた方が得策
です。
またアスリートには鍛えてもらいたい
動き（筋肉）でもあります。
サイドへのステップワークが必要な
バスケットボールやサッカー、ラグビー
などの競技をやっている方は、特に
鍛えておいた方が良いでしょう。
さあ普段しないような動作は、
トレーニングにて意識的に動か
してあげて下さいね～
参考文献
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