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挙上スピードに変化をつける
「ゆっくりのまま行うのと素早く
行うのはどちらが有効ですか」
といった相談を受けました。
スロートレーニングというやり方も
ありますが、その名の通りゆっくり
とした動作で行うトレーニング方法
です。
そして素早くプレス（プル）して
爆発的なスピードで行うやり方も
あります。
結果からいうと、どちらも「有り」
ということです。
ゆっくりな動作では特にネガティブ
局面（エキセントリック収縮）で行う
と良いでしょう。
ネガティブでは、動作を「戻すのみ」
となりますから、自力でのプレスが
できなくなっても、そこから耐えて
戻すだけならできるはずです。
そうすれば、ケガのリスクを低く
したまま最後まで安全に追い込む
ことが可能となります。
またこれは「補助」で自然と取り
入れている方も多いのではないで
しょうか。
主に筋肥大やケガの予防などに用い
られることが多いです。
それに対して素早く行うやり方です。
こちらでは使用重量をある程度低く
設定して、素早くプレス（プル）する
ようにします。
そうでなければ、きちんとしたフォ
ームで行えず、ケガのリスクが増加
してしまうからです。
そして回数も多めに行い、対象筋を
パンプさせるようにすると良いで
しょう。
またエネルギーの使用量が高くなる
ので、筋トレでの脂肪燃焼効果も
期待できます。
特に素早い動作が必要とされる競技
などをやっている場合は、取り入れた
方が良いでしょう。
＜競技での一例＞
格闘技でのパンチ（素早くプッシュアップ）
柔道での投げ（素早くチンニング）
砲丸投げ（素早いショルダープレス）
ボディビルダーやフィジーカーの
肉体作りでは、ゆっくりな動作での
やり方に偏りがちになると思います
が、どちらも取り入れると相乗的に
良い効果が得られるはずです。
私自身も素早いやり方も取り入れて
いい感触なのを実感していますので、
是非試してみて下さいね～
参考文献
NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識
2019年08月19日 21:00
