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ケガをすることで見えること
「肩を痛めてしまって、特にプレス系
のトレーニングができないのですが、
何か対策はありますか」
といった相談を受けました。
ハードにトレーニングをしていると
どこかしら、ケガをすることも多々
あるかと思います。
特に肩周辺の痛みは、ほとんどの
トレーニーの方が経験しているの
ではないでしょうか。
そして肩を痛めてしまうと、ベンチ
プレスを中心にショルダープレスなど
の主に『押す』動作に制限がかかって
しまいます。
私自身も以前は高重量のトレーニング
ばかりやっていたので、このような
ケガも多かったです。
そこで痛みの出ないエクササイズを
模索しながら、トレーニングをする
ようになりました。
ベンチプレスなどは肩や肘を含めた
多関節運動になるので、サイドレイズ
などのアイソレーションエクササイズ
（単関節運動）にすると、痛みが出に
くくなります。
両手で行うサイドレイズ
スタートポジション
トップポジション
片手で行うサイドレイズ
スタートポジション
トップポジション
また顔よりも前方に動きのあるエクサ
サイズよりも後方に『引く』系の動作
の方が痛みが出にくいです。
マシンリアデルトイド
スタートポジション
収縮位ポジション
そしてどうしてもプレス系を行いたい
のであれば、軽めの重量で痛みの感じ
にくい方向を探してみましょう。
この場合、比較的顔よりも低めの方向
（ディクラインプレス）の方が痛みを
感じにくいでしょう。
ケーブルプレス（ディクライン）
スタートポジション
収縮位ポジション
以上のようなエクササイズを実施して
影響の少ないものを選択することが
大切です。
そしてこれらのエクササイズは、コン
トロールできる重量で行うことになる
と思いますが、実はそこがチャンス
だったりします。
普段、低負荷高回数のトレーニング
を入れていないのであれば、筋肉に
対してかなり新鮮な刺激となること
が予想されます。
ですから、ケガをすることで意外な
発見に繋がり、思わぬ成長を促すこと
ができるかもしれません。
もちろん、ケガをしないことがベスト
ですが、できないという『制限』が
あるからこそ工夫をするようになり
ます。
特にメニューが固定しがちな方は、
低負荷高回数でネチネチ効かせる
やり方もやってみると良いかと
思いますよ～
2019年09月26日 20:03
