やりにくさを感じるエクササイズとは？

「内ももを鍛えるマシンや肩の後ろ
を鍛えるマシンはやりにくく感じる
のはなぜですか」

といった相談を受けました。

トレーニングをしていて、スッと
馴染めるエクササイズとそうでない
ものがあるかと思います。

例えばアームカールは特に難しく
感じることなく、できるのでは
ないでしょうか。

それは私生活で物を持ち上げる時に
その動作で無意識に上腕二頭筋を
使用しているからです。

ということは、普段から動かして
いる動作や筋肉のエクササイズは
やり易く感じますし、その反対に
あまり行わない動作のエクササイズ
は難しく感じるということになり
ます。

そして「やりにくい！」とよく言わ
れるエクササイズが『アダクター』
と『マシンリアデルトイド』です。

まずアダクターです。

アダクター(アダクション)は股関節
の内側（内転筋群）を鍛えるエクサ
サイズになっています。

スタートポジションは股関節を
大きく広げて・・・

収縮ポジションでこれを閉じます

このような動作を普段行うことは
あまりないかと思います。

柔道や柔術などの締め技がある競技
をやっている方であれば、その経験
があるかもしれません。

また内転筋は、使用していないと
柔軟性が低下しやすいので、硬く
なることから余計にやりにくさを
感じるでしょう。

続いてリアデルトイドです。

マシンリアデルトイドは、三角筋
の後部線維を鍛えるエクササイズ
です。

スタートポジション

収縮ポジション

このような動きを普段からするような
状況は、あまりないかと思います。

何といっても、手を後方に振り払う
動きですからね。。。

実際にやっていたら少し怖いかも
しれません(^^;)

ということで、私生活の中で動か
ないような筋肉があるので、そう
いった部位は意識的に鍛えてあげ
ましょう。

使わない筋肉というのは、筋力の
低下が著しくなってきますから。

一例を挙げると、足を骨折をして
ギプスを巻いていたら、その足は
2週間もしたら目に見えて細く
なるのが分かります。