ダンベルを持ったら前腕に痛みが･･･

「最近ダンベルを持つ時に前腕に
痛みがあるのですが、どのように
対処したら良いですか」

といった相談を受けました。

このようにトレーニングの動作時以外で
痛みを感じるケースって結構あるんです
よね。。。

私自身もダンベルを持つと前腕部分
（特に前腕伸筋群）のところに痛み
が有った時期もありました。

ダンベルを持つ時、その持っている手が
少し外側に広がったりします。つまり
ちょっとした「リバースリストカール」
状態になっているわけです。

こういった状態が続くと前腕伸筋群に
負荷がかかり、いわゆる「テニス肘」
の症状が起きたりします。

テニス肘とは、主にテニス選手に多く
見られる上腕骨外側上顆炎のことを
いいます。（特にバックハンドの影響
が大きいです）

もちろん、テニス選手だけでなく家事
やパソコン作業などを長時間行って
いると発生したりします。

つまり手首の伸展動作(バイクでいうと
アクセルの動作)を繰り返し行うことが
原因になります。

現代社会では、パソコンの作業（マウス
やキーボードなど）の影響が大きいの
かもしれません。

そこでできる対策としては、まず前腕
伸筋群のストレッチをすることです。

スタートポジション

ストレッチポジション

痛みを感じる手前まで、ゆっくり
息を吐きながら行います。

このストレッチは簡単なので、気が
付いた時に行うと良いでしょう。

運動時に気になる場合は、その時だけ
でもテーピングやサポーターをして
おくのも良いです。

ちょっと凝ったやり方ではありますが、
前腕伸筋群のツボ(手三里)を押すという
やり方もあります。

手三里とは、肘より指三本分内側に
あるツボでここを押し込むと「グゥ」
と効きます。

　※写真の赤い点が目安

とまぁ、幾つか対処法は紹介しました
が、重要なのは安静にすることです。

痛みが出るような動作は、極力控え
ましょう。

冒頭のことでいうならば「ダンベルの
種目は避ける」ということです。

その替わりにマシンエクササイズを
中心に組むのも良いでしょう。

我慢するのも歯痒いかもしれませんが、
安静にしていきましょうね～

＜参考文献＞
NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識

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