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減量中でもある程度の脂肪は必要ですか？
「ダイエット中は、極力脂肪をカット
しなくてはなりませんか」
といった相談を受けました。
夏を迎える前にダイエットに励む方は
多いかと思います。
その為には食事を見直さなければなり
ませんが、特に脂肪分には気を付け
たいところ。
1gあたりのエネルギーも炭水化物と
タンパク質が4kcalのところ、脂肪
は9kcalと高めですから。
そこでダイエットの敵として、脂肪は
極力避けたいという気持ちになると
思います。
しかし全ての脂肪分をカットしなくては
ならないということはありません。
脂質の一種であるコレステロールは、
性ホルモンの成分となるので筋肉を
つけるのに必要ですし･･･
また臓器の保護や身体を寒さから
守る役目もあります。
そこでどの脂肪分を避けたら良いか
というと、それは飽和脂肪酸と呼ば
れる類いの
・ラード(豚脂)
・ヘット(牛脂)
・パーム油(植物油脂)
などのものです。
またトランス脂肪酸系の
・マーガリン
・ドーナッツ
・揚げ物
なども避けたい食品です。
これらの摂取量が多くなると、肥満
はもちろんのこと、心筋梗塞などの
循環器系疾患の可能性が高くなって
しまいますからね。
まぁ、これらをダイエット中に摂取
することはないかと思いますが(^^;)
それではどの脂肪が良いかというと
「不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂肪分
です。
あまり聞き慣れない言葉かもしれません
が、簡単にいうと「身体に良い脂肪」
です！
この不飽和脂肪酸には幾つか種類が
あるのですが
○オレイン酸（オリーブオイル）
→ 血中コレステロールの低下
○アラキドン酸（卵白やレバー）
→ 血圧や免疫系の調節
○α－リノレン酸（亜麻仁油やクルミ）
→ 高血圧、心疾患などの予防
○DHA、EPA（青魚）
→ 高血圧や動脈硬化などの予防
などになります。
そして私が減量時に実際摂取している
ものは
・サバ缶やツナ缶（DHA、EPA）
・生卵（アラキドン酸）
です！
サバ缶やツナ缶は手軽に摂取できます
し、卵は1日2個必ず朝食に入れる
ルーティンだからです。
それにこれらの食材は、個人的に体重
変動にほぼ影響がないのがポイント♪
いくら身体に良くても体重が増えて
しまったら、その食材は外した方が
良いです。
というのも私自身、オリーブオイル
やクルミなどは、お腹周りに脂肪が
付きやすかったからです(^^;)
適量というのもありますが、ちょっと
自分には合わなかったんですよね～
ですので、不飽和脂肪酸でも身体に
合う合わないはあると思います。
ダイエットをするのにも、まずどの
脂肪が合うのか試してみましょう。
その中でご自身にマッチする脂肪を
摂取して、ダイエットに励んでみて
下さいね～
＜参考文献＞
栄養の基本がわかる図解事典(成美堂)
栄養がわかる体によく効く食材事典(学研)
2023年06月05日 20:09
