スクワットパッドのメリット・デメリット

スクワットをする時にクッション性の
パッドがありますが、あれを装着した
方が良いのかどうかについてです。

バーベルに巻きつけたスクワットパッド

トレーニング初心者であれば、スク
ワットの際にフォームが固まらず
担いでいると脊柱の棘突起に当た
って痛みを感じるかと思います。

というのもスクワットは股関節や肩関節
の柔軟性がないと、きちんとした動作を
行うのが難しいので、フォームの習得
には時間が掛かります。

ですから、スクワットの動作に慣れない
うちはこんな風に担ぐ位置が分からず
首の上に乗せてしまったり…

しゃがむ時も安定せずに膝が前に出て
しまったりすることもあるでしょう。

このようにフォームが安定しないと
バーがグラついて、首を圧迫したり、
脊柱の棘突起の部分に食い込んだり
して痛みが出てしまいます。

そこでパッドを装着するケースもあり
ますが…

パッドを装着して首周辺の痛みが気に
ならなくなれば、動作に集中できる
でしょうし、フォームも安定して
くるはずです。

このようにバーを乗せたことで、痛みが
気になるような場合はパッドを装着して
行うのも良いでしょう。

ただトレーニングにも慣れてきて
スクワットも高重量が担げてくる
ようになるとどうでしょうか？？

パッドを装着して行っているケース
は少ないんじゃないかなと思います。

それはパッドの厚みが大きくて、担いで
いる時のコントロールが難しくなるから
ではないでしょうか。

バーベルが重たくなればなるほど、
その時のコントロールは非常に気を
張るものですが、パッドが厚い為に
その微細な感覚が鈍ってしまうの
です。

よって、バーによる痛みよりもコント
ロールの方が優先的になるでしょう。

私自身、高重量のスクワットを行う
時はパッドは装着せずに直に担ぐ
ようにしていますが、それで痛み
などの問題は特に出ていません。

　※170㎏のスクワット

それはスクワットをやり込んでくると

・バーを身体に乗せる位置（僧帽筋の厚み）
・上腕骨を反らした時の肩甲骨のくぼみ
・手首の位置

などがしっかりハマると、バーが食い
込んでもそこまで気にならないという
ことが挙げられます。

　※ベストなポジションだと特に痛みは

　　気になりません

これはバーを担ぐ時のベストなポジ
ションがあれば、高重量であっても
コントロールできるからです。

コレが不思議と痛みがあんまりない
んですよね～

とはいっても、バーの食い込みが気に
なる方もいらっしゃると思います。

そんな時はタオル一枚被せて行うと
良いでしょう。

フェイスタオル程の大きさで、ちょうど
バーの当たる位置の僧帽筋から肩甲骨
までをカバーするようにするのです。

タオル一枚程度の厚さであれば、コント
ロールも乱れにくいですし、バーの重み
もある程度軽減できますから。